プログラム開発は「理系のパソコンマニアの集団」だと思っていませんか? 

 私たちは新入社員の採用にあたって、全学部全学科を対象としています。このことから、「文系」「理系」「プログラミング経験」ひいては「コンピュータ使用経験」の有無まで問うてはいないということです。ではなぜそうなのか?
「プログラミングの技術は社内で教える」を実践してきた自信と実績があるからです。
必要なのは、自分の可能性にチャレンジしようと思う気持ちと、自分自身を高めるための努力です。

 ここでは私たちが新入社員に実施する研修プログラムの一例をご案内いたします。


★コンピュータの基礎と理論的思考研修

 この研修は、「コンピュータってどんなもの?」から「プログラムを作成するための考え方」を中心に学んでいきます。当然未経験者を想定した研修ですから新人の身近な事柄を例にして置き換え、題材にしながら「気がついたらプログラム作成時の考え方のコツが掴めるようになる」というスタイルで進めていきます。

★設計図の作り方(フローチャート入門)

 コンピュータのプログラミングをするには、まず「設計図」を作る必要があります。その設計図のことを「フローチャート」(流れ図)と呼びます。
プログラミングをする際には、システムエンジニアから渡された仕様書を基に必要な手順をすべて洗い出し、設計図に落とし込んでいく必要があります。その際にルールはいくつかあるため最初は混乱する場面も多いのですが1ヶ月ぐらいで誰でも書けるようにはなります。

★プログラミング研修(COBOL研修)

 設計図(フローチャート)が書けるようになったら、次はプログラムの作成です。しかしプログラムを作るためには「プログラム言語」というものを理解する必要があります。聞いたことがあるものもあるかもしれませんが、代表的なプログラム言語としては「JAVA」「C」「VB」といったものがあります。当社ではその中でも大企業のデータセンターなどで多く使われている「COBOL」(コボル)という言語を中心にプログラム言語を理解していきます。


★動作確認テスト研修

 自分が作ったプログラムは「本当にきちんと作動するかどうか」検証をしなくてはいけません。そこで、プログラムを実際に動作させてみて、検証する行程を学んでいきます。この検証行程の中で学ばなくてはいけないのは、いろいろな「ツール」類の活用方法や、「テストケース作成」のコツ、「実践に即したデータの作成方法」などを学んでいきます。
 この研修により「自分で作ったものを動かす」ことで「もの作りの楽しさや充実感」を味わうことができ、プログラマー・SEとしての第一歩を踏み出すことができるでしょう。